夫婦関係のお悩み｜大阪・枚方｜公認心理師による心理カウンセリング｜メンタルサポート陽だまり

どうして夫婦の間に悩みが起こるのか？ーーよくある原因

夫婦関係が辛くなる背景には、いくつもの要因が絡み合っていることが多くあります。

• コミュニケーション不足

  夫婦の会話不足が招くこころのズレ

  
  

  日々の忙しさに追われて、夫婦の会話の時間が少なくなっていませんか？

  結婚生活が長くなると、話す内容が日常的なことに限られがちです。

  仕事や家事、育児に忙しい中で、些細な誤解やすれ違いが積み重なり、気づけば大きな問題に発展してしまうこともあります。
  

  

• 役割の偏り

  家事や育児、気づけば私ばかり・・・
  

  家事や育児をする中で、「私ばかり負担が大きい…」と感じることはありませんか？

  最初は気にならなくても、気づけば家のことや子どもの世話を一人で抱え込み、不満が積み重なってしまうことがあります。

  
  

  さらに、子どもの行事や家族の予定を考えるなど、目に見えない負担も増えていくと、「どうして私だけ？」という気持ちが募ることも。

  

• 大切にするものの違い
  

  価値観の違いが見えてくる瞬間

  お金の使い方や子育ての方針、家事の分担、趣味や時間の使い方――。夫婦であっても、それぞれが違う環境で育ち、異なる価値観を持っているのはごく自然なことです。

  でも、その違いが積み重なることで、すれ違いや衝突の原因になることもあります。

  
  

  最初は「ちょっとした考え方の違い」だったものが、いつの間にか大きな不満へと変わってしまうことも。

  

• 愛情表現のすれ違い

  その寂しさは、愛し方、愛され方の違いから？

  愛情表現は人それぞれで、あなたが表現する「愛」と相手が受け取る「愛」が必ずしも一致するわけではありません。

  例えば、あなたが言葉で愛を伝えるタイプでも、相手は行動で示すことが多いかもしれません。

  
  

  このように、愛情の表現方法が異なると、すれ違いや誤解が生じてしまうことがあります。

  

• 特性

  パートナーシップにおける心理的特性の影響を知る

  夫婦関係の悩みには、愛着障害や発達障害、パーソナリティ障害、アダルトチルドレン、共依存などの心理的特性が影響を与えることがあります。

  これらの特性があると、相手の思いや行動に対する理解が難しくなり、誤解や対立を引き起こすことがあります。

  
  

  特に、感情のコントロールやコミュニケーションに困難を感じやすく、関係性に深い影響を及ぼすことが多いです。

  問題が表面化することで、互いの理解や解決に向けた努力が必要になります。

  お互いの理解を深め、一緒に解決へ向かう努力が大切になってきます。

  

夫婦関係の悩みを乗り越えるために

ふたりのしあわせを見つめなおす

• コミュニケーションの質を高める

  「話しているつもり」から「伝わるコミュニケーション」へ

  伝えたいことがうまく伝わらない時、誰でも不安や焦りを感じますよね。

  特に親しい人との間では、伝わると思っていたことがうまくいかないと、なおさら気持ちが重くなることもあります。

  
  

  でも、こうした状況は決して珍しいことではありません。

  コミュニケーションが完璧にいくことは少ないからです。

  
  

  大切なのは、相手がどう受け取るかを考えながら伝えることです。

  たとえば、非難せずに自分の気持ちを素直に伝える「アイ・メッセージ」を使うことで、相手の防御的な反応を減らすことができます。

  
  

  少しの工夫で、伝わり方が変わるかもしれません。

  焦らず、少しずつお互いの気持ちに寄り添っていきましょう。

• 役割分担と負担のバランスを見直す

  支え合える関係を作るために

  家事や育児で一方に負担がかかると、ついイライラしたり、孤独を感じることがありますよね。

  すぐに大きな変化を求めるのは大変ですよね。

  
  

  まずは「これ以上は無理」と感じている部分をお互いに優しく伝えてみましょう。

  例えば、家事をすべてやりきるのではなく、「今日はこれを一緒にやろうか？」と一緒に取り組むことが大切です。

  
  

  少しずつ役割分担を見直し、少しだけ協力し合うことから始めてみましょう。

  
  

  焦らず、ひとつずつ、できる範囲でサポートし合うことが、関係を温かく保つための第一歩です。

• 価値観の違いを尊重し、共通点を見つめる

  すぐには変えられないけど、少しの理解が関係を深める

  価値観が違うと相手の言動に「なんでそうなるの？」と感じることもあるでしょう。

  でも、急にお互いの価値観を理解するのは難しいものです。

  
  

  まずは、相手の立場や意見を聞く時間を作ってみましょう。

  それだけでも、「相手はこう感じているんだな」と思えることが増えます。

  
  

  もし、対話を続けるのが辛く感じたら、無理に答えを出そうとせず、ただその気持ちに寄り添ってみてください。

  
  

  「今は共感できないけれど、理解しようとしているよ」という姿勢を見せるだけでも、少しずつお互いの心の距離が縮まります。

• 愛情表現の違いを知る

  愛し方、愛され方を理解する

  愛情の伝え方は、実は一人ひとり異なります。

  あなたが「愛されている」と感じる愛情表現と、相手が「愛されている」と感じる愛情表現は、必ずしも同じではないことを知っておくことが大切です。

  
  

  言葉で伝えることが嬉しい人もいれば、さりげない行動で気持ちを感じ取ることを大切にしている人もいます。

  大切なのは、お互いの愛し方、愛され方を理解し、少しずつ工夫していくことです。

  あなたの思いをしっかり届けるためには、相手が求めている愛情表現をこころで感じ取ることが、より深い絆を育む第一歩になります。

  
  

  少しずつ、こころ温まるやり取りを積み重ねていきましょう。

• こころの道しるべを見つける

  あなたは一人ではない、専門家のサポートを

  もし、夫婦関係に、愛着障害、AC（アダルトチルドレン）、パーソナリティ障害、発達障害など心理的な背景が影響していると感じているのであれば、専門家のサポートを受けることはとても大きな助けになるはずです。

  
  

  自分だけで悩みを抱え込むのはつらいものですが、専門的なサポートを受けることで、少しずつこころが軽くなり、見えてくるものがあるかもしれません。

  
  

  もしカウンセリングに踏み出すことに不安を感じているなら、まずは少しの勇気を出してみてください。

  
  

  自分のこころの奥深くに向き合うことで、夫婦関係を改善する第一歩が踏み出せるかもしれません。