話したくないことを、無理に話す必要はありません。
感じられないものを、感じようとしなくても大丈夫です。
沈黙の時間や、言葉が出てこない時間も、 こころが整理されていく大切な過程のひとつです。
安心できるペースで進むことが、 結果的に、こころの緊張をゆるめ、 疲れが取れない状態から離れていくことにつながっていきます。
ここんにちは。 メンタルサポート陽だまりの心理カウンセラー(公認心理師)、井上よしえです。
子育てや家事、仕事。
一日が終わって「やっと休める」と思っても、なぜか身体がゆるまらない。
休んでいるのに、疲れが残る。
気づけば、呼吸も浅くなっている。
そんなことはありませんか?
「もっと休まないといけないのかな」
「休んでも疲れが取れないのは、わたしが弱いからかな」
そうやって理由を自分に向けるほど、こころは無意識に 「もっとがんばらなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」と力を入れ続け、 緊張した状態がほどけにくくなってしまいます。
けれど、そこにはあなたの性格や根性の問題ではなく、 これまでの中で、知らず知らずのうちに身についた “こころのくせ”が関わっていることがあります。
もしかしたら、ずっと疲れが取れなかったのは、 休めていなかったのではなく、 こころが緊張したままだったからかもしれません。
このページでは、常に緊張してしまう状態が続く理由をやさしく整理しながら、 少しずつ、こころの力が抜けていくためのヒントをお伝えしていきます。
どうぞ、ゆっくり読み進めてくださいね。
休んでも疲れが取れないのは、休み方の問題でしょうか
「休み方」を見直すのは違う?
休んでも疲れが取れない状態が続くと、多くの人がまず考えるのは、「休み方が悪いのかな」ということかもしれません。
✔もっと寝たほうがいいのかもしれない。
✔ちゃんと気分転換できていないのかもしれない。
✔だらだらしているから、余計に疲れが取れないのかもしれない。
そうやって工夫を重ねても、 それでも疲れが取れないままだと、今度は原因が自分に向かいやすくなります。
✔「気持ちの切り替えができない私が悪いのかな」
✔「もっと前向きにならなきゃいけないのかな」
休んでも疲れが取れないからといって、 それは意志が弱いからでも、がんばりが足りないからでもありません。
実際のカウンセリングの中では、
*休む時間は取れているのに疲れが取れない
*何もしていないのにどこか消耗している
そんな声をよく耳にします。
その背景には、 「休んでいない」のではなく、こころが緊張したまま過ごしている状態が 続いていることがあります。
疲れが取れない原因が、 生活リズムや性格だけにあるように感じていると、ますます自分を整えようとして力が入り、 かえって疲れが取れない状態を長引かせてしまうこともあります。
まずは、 「疲れが取れないのは、私の努力不足ではないかもしれない」そんな視点を持つところから、 こころの整理は始まっていきます。
疲れが取れない背景にある、こころの状態
休んでいるのに疲れが取れないとき、起きていること
休んでも疲れが取れないとき、「ちゃんと休めていないからだ」と考えてしまいがちですが、 実際のカウンセリングでは、少し違う見方をすることがあります。
それは、 こころが緊張したまま過ごしている状態が続いているという見方です。
気を張ることや、
我慢すること、
まわりに合わせること
が長く続くと、こころは力を抜くタイミングをつかみにくくなります。
その結果、 休んでいてもどこか緊張したままになり、疲れが取れない感覚が残りやすくなることがあります。
こころの整理で、大切にしていること
こころの整理というと、考え方を変えたり、前向きになったり、何かを「できるようになる」ことを想像するかもしれません。
けれど、疲れが取れない状態が続いているとき、 こころはすでに、たくさんがんばっています。
そのため、このページでお伝えしている「こころの整理」は、無理に変わろうとすることではありません。
まずは、力が入り続けている状態に気づき、 少しずつ、緩めていくことを大切にしています。
普段、私たちは 「こう思わなきゃ」「こんなことで悩むのはよくない」と、 自分の感じていることを後回しにしがちです。 カウンセリングでは、 正解を探すのではなく、今、こころの中で起きていることを 言葉にしながら整理していきます。
そうすることで、 頭の中が少し静かになったり、呼吸が深くなったり、緊張がふっとゆるむ瞬間が生まれることがあります。
休んでも疲れが取れない状態が続くと、 「このくらいで頼ってはいけない」と自分に言い聞かせてしまう方も少なくありません。
けれど、こころの緊張は、 ひとりでどうにかしようとするほどほどけにくくなることがあります。
誰かと一緒に整理していくことで、 安心できる感覚が、少しずつ戻ってくることもあります。
こころの整理は、「がんばること」を増やす時間ではなく、がんばり続けてきた状態を、そっと緩めていく時間です。
このような方に、こころの整理をおすすめしています
がんばり続けてきたこころを、そっとゆるめるために
休んでも疲れが取れない状態が、長く続いている方
「ちゃんと休んでいるのに、なぜか消耗してしまうとき」
✔しっかり休んでいるはずなのに、疲れが抜けない
✔何もしていなくても、どこか消耗している感じがある
✔休日が終わる前から、また頑張らなきゃと思ってしまう
そんな状態が続いているとき、こころはずっと力を入れたままになっていることがあります。
力の抜き方が分からないまま、頑張り続けてきた方
「頑張り続けることが当たり前になっているとき」
✔ちゃんとしなきゃ、と思う気持ちが強い
✔休むことに、どこか罪悪感がある
✔気づくと、自分より周りを優先している
これまで一生懸命やってきたからこそ、力を抜くことが、かえって怖くなっている場合もあります。
何がつらいのか、うまく言葉にできない方
「理由は分からないけれど、しんどさだけが残っているとき」
✔はっきりした理由は分からないけれど、しんどい
✔気持ちを聞かれても、言葉が出てこない
✔うまく説明できない自分に、もどかしさを感じる
こころの整理は、最初から答えを持っている必要はありません。
言葉にならない感覚から、少しずつ一緒に整理していくことができます。
自分を責めることに、少し疲れてしまった方
「責める以外の見方を、そっと増やしていくために」
✔何かあると、すぐ自分が悪かったと思ってしまう
✔もっと頑張らなきゃ、と自分を追い立ててしまう
✔それでも、なかなか楽になれない
そんなときは、責める以外の見方を持つことが、こころの緊張をゆるめるきっかけになることがあります。
カウンセリングで大切にしていること
― 無理に変わらなくていい、こころが緩むための時間 ―
あなたのペースを、いちばん大切にしています
話したくないことを、無理に話す必要はありません。
感じられないものを、感じようとしなくても大丈夫です。
沈黙の時間や、言葉が出てこない時間も、 こころが整理されていく大切な過程のひとつです。
安心できるペースで進むことが、 結果的に、こころの緊張をゆるめ、 疲れが取れない状態から離れていくことにつながっていきます。
ひとりでがんばり続けてきた、こころへ
「自分でなんとかしなきゃ」
「これくらいで頼るのは甘えかもしれない」
そう思い続けてきたこころは、 本当はずっと、力を入れ続けてきました。
誰かと一緒に整理していくことは、 弱さを証明することではありません。
緊張したまま保ってきたこころを、 少しずつ緩めていくための環境をつくることです。
最後に
話してみたいと思えたときが、ひとつのタイミングです。
ここまで読んで、すぐに何かを決めなくても大丈夫です。
ただ、 「少し話してみたいかもしれない」
「今の状態を、誰かと整理してみたい」
そんな気持ちが浮かんだとしたら、 それも大切なサインかもしれません。
カウンセリングは、 元気になってから来る場所ではなく、 力が入り続けている状態を、 少し休ませるための時間です。
無理のない形で、お話をうかがっています。
よければ、今の状態を聞かせてください。
お急ぎの場合は電話窓口まで、
お気軽にお問い合わせください。
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