「もういい加減にして!」
「何回言ったらわかるの!」
イヤイヤ期の育児では、ついイライラして感情的になりがちです。
でも、強い言葉は、子どもを委縮させるだけでなく、反発心を強めてしまうこともあるんです。
そして、子どもは「自分が否定された」ように感じてしまうことも…。
怒らない子育てでは、怒りの感情の前にある“本当の気持ち”に目を向けることが大切です。
「わたし、今すごく疲れてたんだな」って、自分の気持ちに気づいてあげてくださいね。
子どものイヤイヤ期がつらい!
効果的な対応策&NG行動とは?
イヤイヤ期とは?2~3歳ごろの特徴を解説
こんにちは🌱
メンタルサポート陽だまりの心理カウンセラー(公認心理師)、井上よしえです。
子育て、家事、仕事…日々頑張っているあなたをサポートし、こころを軽く、笑顔を取り戻すお手伝いをします。
「自分らしく、楽しく」毎日を過ごせるよう、少しでも役立つヒントをお伝えします。
わたしは、長年、法務教官として子どもや若者の教育・支援に携わり、その後、公認心理師の資格を取得し、医療現場でも学びを深めてきました。
こころのケアや関わりの現場で得た経験と知識を活かし、「今、こころがしんどい」と感じているあなたに、少しでも安心とあたたかさが届くようなサポートを心がけています。
子育て、家事、仕事…やることがいっぱいの毎日。
その中で、「イヤイヤ!」が止まらない子どもに振り回されて、思わず「もう限界…」って感じてしまうこと、ありませんか?
そんなとき、「わたし、母親としてちゃんとできてないのかも…」なんて思ってしまうママも多いんです。
でも、どうか安心してくださいね。
それって、あなたが毎日ちゃんと向き合っている証拠なんですよ。
今日は、「子どものイヤイヤ期」に振り回されすぎず、ママも子どもも“ほっとできる関係”を育むヒントをお届けします。
イヤイヤ期とは?
子どものこころが育つタイミング
自立の芽をつぶさないために
最近では、「イヤイヤ期」ではなく「自立期」と呼ぼう、という声も増えてきました。
なんでも自分でやってみたい。
でも、まだうまくできない…。
その葛藤が「イヤ!」という形であらわれているんですね。
この時期に大切なのは、
✔子どもの「やってみたい」を否定しないこと
✔失敗したときの悔しさや悲しさに、寄り添ってあげること
子どもは「自分でできた!」という体験を積み重ねながら、少しずつこころを育てていきます。
子どもの「イヤ」は、
こころが育つサイン
「魔の2歳児」なんて言われることもありますが、実はこの時期、子どもが“自分”という存在を確かめているとても大切なタイミングなんです。
たとえば、
✔なんでも「イヤ!」と拒否してみたり
✔自分でやりたがるけれど思うようにできずに癇癪を起こしたり
✔昨日はできたのに、今日はまったくダメ…という波があったり
そうした行動に、ママは毎日振り回されて、ぐるぐる疲れてしまいますよね。
でも、ちょっとだけ角度を変えて見てみましょう。
子どもはこの時期、「自立するための準備」をしているんです。
実は、イヤイヤ期はチャンス
あまり知られていませんが、この時期こそ親子の関係が深まるチャンスでもあるんです。
「うまくいかないこと」にどう寄り添うか。
「できた!」をどう一緒に喜ぶか。
それは、子どもの自己肯定感を育てるだけでなく、ママ自身の安心にもつながっていきます。
イヤイヤ期におすすめ!
効果的な「怒らない子育て」対応法
怒らないってどういうこと?
わたしも迷ってました
そう思う方、多いですよね。
実は、わたしもそうでした。
つい声を荒げてしまって、あとで自己嫌悪になる日もあって…。
「わたし、また怒っちゃった…」って、ひとりで落ち込む夜もたくさんありました。
でも、「怒らない」って、我慢することでも、完璧を目指すことでもないんです。
子どもの気持ちにそっと寄り添いながら、ママも子どもも一緒に育っていくこと。
ここでは、そんな「怒らない子育て」のために、すぐにできる、あたたかくてシンプルな対応策を5つご紹介しますね。
選択肢を与えて「自分で決める練習」をしてみませんか?
「青いシャツにする?それとも赤?」
「今お風呂に入る?それとも5分後にする?」
こんなふうに選択肢を渡すだけで、子どもは「自分で決めた!」という満足感を得られます。
一方的な指示ではなく、「選ばせる」声かけは、子どもの自主性や自信を育てる第一歩。
「怒らない子育て」のスタートは、子どもの“決めたい気持ち”を尊重することから。
今日から、さっそく試してみてくださいね。
気持ちを受け止めて
「そのままでいいよ」と伝える
「おもちゃ、片付けたくなかったんだね」
「まだ遊びたかったんだね」
まずは、子どもの気持ちをそのまま言葉にしてあげるだけで、 子どもは「わかってもらえた」と感じて、安心感が育ちます。
たとえ要求にすぐ応えられなくても、「気持ちはちゃんと受け止めているよ」という姿勢を示すことが大切。
そのうえで、「でも、ごはん食べたらまた遊べるよ」など、次の行動につなげる声かけも効果的ですよ。
環境を整えるとイヤイヤの回避に
つながることも
実は、イヤイヤの多くは“環境”の工夫でグッと軽減できるんです。
たとえば、
・「あと5分でお出かけだよ」と前もって伝える
・お気に入りのぬいぐるみを持って気分を切り替える
こんなふうに、子どもが落ち着ける環境や、見通しを持てる工夫をするだけで、ぐずりや癇癪が減ることも。
「怒らない子育て」は、ママがひとりで我慢することじゃなく、子どもが安心できる“土台”を整えることなんですよね。
「できたね」を一緒に喜ぶと、
自信が育つ
「靴、自分で履けたね!」
「おもちゃ、お片付けできたね!ありがとう」
子どもができたことに気づいて、その場で伝える。
たったそれだけで、子どもの自己肯定感はぐんと育ちます。
「一緒に頑張ったね」
「また明日もやってみようね」
そんなポジティブな声かけが、こころの栄養になっていくんですよ。
状況に応じて“見守る”という選択も
子どもが「イヤ!」と全身で拒否しているとき、無理に言葉で動かそうとせず、そっと見守ることが、かえって効果的な場合もあります。
たとえば、
「着替えたくない!」
と床に寝転んでいるときは、
「お着替えイヤなんだね。じゃあ、自分でやってみる?待ってるね」
と優しく声をかけるだけで、子どもは気持ちを吐き出し、次第に落ち着いていくことも。
「ちゃんと待ってくれた」
「わかってくれた」
という安心感が、 子どもの中に信頼の芽を育ててくれます。
イヤイヤ期のNG対応と
「こころのくせ」
その反応、あなたのせいじゃないかもしれません
怒鳴る、無視する、強制する…。
ついしてしまいがちなNG対応に、あとから自己嫌悪になることってありますよね。
でも、それってあなたの“こころのくせ”からくるものかもしれません。
「ちゃんとしなきゃ」
「ほかの子はできてるのに」
「親として、こうしなきゃダメなんじゃないか」
そんなプレッシャーや不安が、知らないうちに子どもへの厳しさや苛立ちとして出てしまうこと、あるんです。
怒らない子育ては、「子どもを変えること」ではなく、まずは自分を責めないことから始まります。
「怒ってしまった……」そんなときも、「あの時はそれが精いっぱいだったね」って、やさしく認めてあげてくださいね。
怒鳴る・強制するのは、子どもを遠ざける
「もういい加減にして!」
「何回言ったらわかるの!」
イヤイヤ期の育児では、ついイライラして感情的になりがちです。
でも、強い言葉は、子どもを委縮させるだけでなく、反発心を強めてしまうこともあるんです。
そして、子どもは「自分が否定された」ように感じてしまうことも…。
怒らない子育てでは、怒りの感情の前にある“本当の気持ち”に目を向けることが大切です。
「わたし、今すごく疲れてたんだな」って、自分の気持ちに気づいてあげてくださいね。
無視や放置は、子どもの不安を強める
「泣いてても知らんぷり」
「もう、放っておこう」
そんな対応をとってしまうのは、ママ自身が限界までがんばっているサインかもしれません。
でも、子どもにとって親の存在は、こころの安全基地。
「ママはちゃんと見てくれてる」
「気持ちを受け止めてくれる」
そんな安心感が、子どもの情緒の安定につながっていくんです。
無理に構う必要はありません。
「気持ちはちゃんと聴いてるよ」というサインを、届けてあげてくださいね。
すぐに要求を受け入れると、わがままが強化されることも
「お菓子買って!」→すぐに買ってしまう
「もっと遊びたい!」→ずるずる延長 …
そんなふうに、つい子どもの言う通りにしてしまうこともありますよね。
でも、「イヤ」と言えば通ると覚えてしまうと、ワガママが強化されてしまうことも。
怒らない子育ては、なんでも受け入れることではありません。
「ダメなときはダメ」と、一貫したルールを伝えることが、子どもにとって安心な枠組みになります。
「今日は買えないけど、おうちにおやつあるよ」
「あと10分遊んだら帰ろうね」
できること・できないことを、やさしく伝えていく練習をしていきましょうね。
「ダメ!」・・・否定の言葉を使う
子どもが危ないことをしたり、困った行動をしたとき、 「ダメ!」とつい言ってしまうのは、当然のこと。
でも、子どもはまだ「なぜダメなのか」がわかっていないことが多いんです。
たとえば、
「道路に飛び出すと車が来て危ないからね」
「おもちゃはお友達と一緒に使うものだからね」
こんなふうに、理由を添えて伝えるだけで、子どもは少しずつ「社会のルール」を学んでいきます。
できるだけ前向きな言葉で伝えることで、「叱られて怖かった」ではなく、「わかったから気をつけよう」という気持ちが育っていきます。
ママの気持ちもたいせつに
毎日、「怒らない子育て」をめざしてがんばっているママへ。
本当に、本当に、おつかれさまです。
「また怒っちゃったな…」
「今日もぐるぐるする気持ちがぬけなかったな」
そんな日があっても、ぜんぜん大丈夫。
完璧じゃなくていいんです。
怒らない子育ては、一日でできるようになるものではなくて、 “ゆっくりと育っていく親子の関係”そのものなんですよね。
疲れたときは、「わたし、よくがんばってる」って、 自分で自分をやさしくなでてあげてくださいね。
そして、たまには深呼吸。
こころのストレスも、少しずつ溶けていきますよ。
あなたの子育てに、そっと寄り添います。
子どもに「イヤ!」と言われて、ついイライラしてしまったり、怒ってしまった自分に落ち込んだり。
それって、ちゃんと向き合っている証拠なんです。
悩んでいるからこそ、まっすぐに育てようとしているからこそ、つらくなってしまうときがあるんですよね。
「怒らない子育て」は、自分のこころにもやさしくなることから始まります。
でも、どうしても苦しいとき。
どう関わったらいいかわからなくなったとき。
こころの中がぐるぐるして、涙が出そうなとき。
そんなときは、ひとりで抱え込まずに、話してみませんか?
話すことで、ふっとゆるむことがあります。
ひとりで考えていると、同じところをぐるぐる回ってしまうこともありますよね。
わたしも、そんなふうに感じたことがありました。
でも、誰かに話すことで、こころのこわばりがスーッとほぐれて、
「そうか、そうだったんだ」って、思いがけない気づきが生まれることもあるんです。
「話す」って、それだけで、こころに空気が通るようなあたたかい時間になるんですよ。
メンタルサポート陽だまりのカウンセリングは…ただ話を聴くだけではありません。
あなたのこころの奥深くにそっと寄り添いながら、一緒にゆっくり、こころを整えていくカウンセリングです。
専門的な心理知識と、臨床・現場での支援経験をもとに、公認心理師が、安心してこころを開ける環境づくりを大切にしています。
医療現場や、法務教官として困難な状況にある子どもたちに関わってきた経験も活かし、あなたの「本当の気持ち」が、やさしく話せる空間を整えています。
「どう話していいかわからない」
「こんなことで相談していいのかな…」
そんなふうに感じていても、大丈夫です。
あなたのペースで、言葉にできるところから始めていきましょう。
無理に変わらなくてもいいんです。
こころの声に耳をすませながら、あなたらしくいられる感覚を、一緒に少しずつ取り戻していきませんか?
Q&A
よくある質問
よくいただく質問をご紹介します
「子どもと一緒でも大丈夫ですか?」
「何を話せばいいのか、わからなくて…」
そんなお声を、これまでたくさんいただいてきました。
はじめての場所、はじめての人に、自分のこころを言葉にするのって、本当に勇気がいることですよね。
だからこそ、少しでも安心してお越しいただけるように、よくいただくご質問をまとめました。
もし他にも気になることがあれば、どうぞ遠慮なくご相談くださいね。
はい、大丈夫です。
無理に話さなくてもいいんですよ。
「うまく説明できる自信がない」
「話しているうちに泣いてしまいそうで怖い」
そんな不安を持っている方も、とても多いです。
メンタルサポート 陽だまりのカウンセリングでは、あなたのペースを大切にしています。
言葉にならない気持ちは、沈黙のままでも大丈夫。
ぽつりぽつりと、少しずつでもかまいません。
あなたの「今のまま」で来てくださいね。
安心して、こころをゆるめにきてもらえたらうれしいです。
もちろんです!
むしろ、そう感じている方にこそ来てほしいんです。
「もっとつらい人がいるのに…」
「これは相談っていうほどじゃないかも…」
そんなふうに思って、こころにしまい込んでしまうママもたくさんいます。
でも、“ちょっとしんどい” “なんとなくつらい” その感覚こそ、こころのサインなんです。
カウンセリングは、「深刻な悩み」だけの場所ではありません。
モヤモヤの言葉にならない部分を、一緒にゆっくりほどいていく時間なんですよ。
はい、大丈夫です。 ご自宅から受けられるオンラインカウンセリングにも対応していますし、 対面の場合でも、実際にお子さんと一緒にお越しくださる方もいらっしゃいます。
育児のなかでは、自分のことを後まわしにしがちですが、 ほんの少しでも「自分の気持ちに耳を傾ける時間」を持つことで、 心がふっとゆるむ瞬間が生まれることもあります。
どうか安心して、あなたのタイミングでご相談いただけたらと思っています。
ご希望に合わせて柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にお声かけくださいね。
MESSAGE
メッセージ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
「怒りたくないのに、また怒ってしまった…」
「こんな自分、いやだな…」
そんなふうに思いながらも、こうして情報を探して、このページにたどり着いてくださったあなたは、
きっとずっと、大切な誰かのために、自分なりに頑張ってこられたのだと思います。
子どもとの関係、自分の感情、うまくいかない日々。
その中でふっと湧いてくるイライラや不安には、ちゃんと“理由”があることがほとんどです。
でも、それをひとりで抱えていると、
「こんなことで悩んでちゃダメだよね」
って、自分を責めてしまったり
「わたしがもっと頑張ればいいのに…」
って、気づかないうちにこころを追い込んでしまうこともあるんですよね。
そんなときこそ、ほんの少し立ち止まって、
「いま、どんな気持ちがあるかな?」
って、一緒に見つめてみませんか?
話すことで、こころの奥にしまい込んでいた思いに気づけたり言葉にならなかった感情に、ふっと光が差すこともあります。
わたしにとってカウンセリングは、誰かを変えるためのものではなく、自分らしさを思い出していく時間と思っています。
あなたが少しずつ、こころをゆるめながら、
「わたしは、わたしで大丈夫」
と感じられるように。
そんな時間を、ご一緒できたら嬉しいです。
メンタルサポート陽だまり
心理カウンセラー(公認心理師)
井上よしえ
お急ぎの場合は電話窓口まで、
お気軽にお問い合わせください。
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